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先輩就農者No.1
お名前 佐藤 美和緒さん (41歳) 就農年 1999年 出身地(移住前居住地)酒田市家族構成 本人、妻、子3人 主な作物 有機野菜を約40種 農業に従事している人本人、妻 1.就農の動機 ・環境問題と南北問題(1960年代以降問題となっている先進国と発展途上国の経済格差)への興味から、有機農業で自立する生き方に憧れました。・「いのち」に関わる生き方がしたいと思いました。2.就農に至るまで ・大学卒業後、栃木県にある帰農志塾にて約3年間、研修しました。農場の経営を研修生が主体的に担っており、栽培技術から販売、経営まで農業を営むための能力すべてを学びました。就農時から現在まで一貫して研修で学んだ農業を基本にしています。・生産品目:有機野菜の少量多品種栽培。平飼い卵。旬の野菜セットの宅配。3.いままではどうでしたか? ・農業にはほかの産業と比べて特異なリスクがあります。それは、自然に沿うということです。自然の恵みを享受するとともに天候悪化や災害、台風等ととなりあわせです。苦労やよろこびも自然とともにあります。4.今後はどのような目標を立てていますか?・継続することが一番大事だと思っています。・小さなおいしさやおもしろさ、美しさを感じられること。そのことを自分と周りの人と少しだけ共有すること。5.後輩へのアドバイス ・農業は自営業の一形態であるのが現実です。例えば飲食店を経営することと同じ、栽培技術や圃場確保、資金確保は経営の一端でしかありません。小さくても食べていくためには栽培、販売、経営の全部を把握し、再生産していかなければなりません。それらの能力のためには、ある程度長期間の経験や努力が必要な場合が多いと思います。強い覚悟をもって挑戦してください。