2月23日(日)、毎年恒例の「鮭稚魚放流会」を行いました。バケツに入った鮭の稚魚を、参加者は「いってらっしゃい!」と声をかけながら、近くの川へ放流しました。
鮭の一生をご存じでしょうか?
鮭は川で生まれ海に出ると、日本海を抜けてオホーツク海へ、そしてアメリカのアラスカに近いベーリング海まで旅をします。そうして4年ほどかけて大きく育った鮭は卵を産むため生まれた川へ帰ってきます。川の流れに逆らいながら昇ってきた鮭は、そこで産卵し、一生を終えます。
今年も、そんな鮭の長旅のはじまりをお見送りすることができました。放流の時だけ晴れ間が出ていたのが、なんだか神秘的でした。
放流が終わると、生涯学習センターに移動し、ランチ交流会を行いました。メニューは冬の庄内の郷土料理である「寒だら汁」に、寒だらの卵にこんにゃくと人参を入れて炒った「鱈の子炒り」、遊佐産のお米でにぎったおにぎり、カラフルな大根で作ったはりはり漬けです。出来たてランチをいただきながら、参加者同士のお話もでき、身も心も温かくなりました。
その後は子供たち中心に「遊佐弁かるた」で遊びました。取り札は「もっけだ」※1とか「やばち」※2など短い単語の遊佐弁、しかし読み札は標準語なので、たとえネイティブでも一筋縄ではいきません(笑)毎年参加してくれる子供たちも毎回本気で遊んでくれ、今年も白熱した戦いぶりでした!
※1 もっけだ…「ありがとう」「すまない(申し訳ない)」の意味。例:「(野菜やお菓子等を)こったげもらてもっけだ~!」=「こんなにもらってすみません、ありがとう!」
※2 やばち…「水などに濡れて気持ちが悪い様子」の意味。例:「くづ(靴)さ水しょんできてやばちぐなた~」=「靴に水がしみ込んできて気持ち悪い~」
お問い合わせはこちら
【移住全般・空き家バンクに関すること】
遊佐町役場企画課定住促進係
0234-28-8257
【集落に関すること】
集落支援員
0234-72-3981
【体験ツアーや移住者交流会に関すること】
NPO法人いなか暮らし遊佐応援団
0234-43-6941